過去にもあったプロ野球の独立リーグ

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現在、日本にはプロ野球の独立リーグが複数存在し、地域密着型として様々な地域でプロの野球を見ることができます。
この歴史は10数年程度とされていますが、実は過去にも独立リーグというのは存在しました。

その背景には当時は1リーグ制となっており、新規参入のチームの受け入れを拒んでいたことでプロ野球に参戦したい企業などが立ち上がり、独立リーグが誕生し、国民リーグが創設されました。

国民リーグは4チームで構成されており、主に西日本を中心とした球団が多くを占めていました。しかし、元々1リーグ制で行っていた連盟所属のチームのフランチャイズ球場は使用できず、使用できても移動日のところを借りる形で行われ、審判も限られており、興行として成立させるのは非常に難しく、経営的な問題にも直面したことで国民リーグは早々に終了し、短命に終わってしまいました。

しかし、国民リーグが終了した直後には2リーグへの分裂、そして、国民リーグに参加したチームが別のチームと一緒になり、日本プロ野球界の歴史の1つとして組み込まれるなど、国民リーグの歴史は決して忘れ去られたものではなく、今も一部ながら歴史の1ページとして記録されています。